心臓植込み型デバイス・
一括遠隔モニタリングシステム

Remote Monitoring System

ORFICE オルフィス

ORFICEとは

ORFICEとは、各ペースメーカーの遠隔モニタリング情報を、1つのシステム上に一括表示させるシステムです。
さらに、ORFICEで取得した情報を、FileMakerや院内データベースに連携できます。

ORFICE オルフィス

おもな特徴

  • 国内の各種ガイドラインに準拠
  • 各デバイスメーカーのAPI(※)と連携できるビューアを搭載
  • インプラント時、遠隔モニタリング、外来チェック時、のデータを一括管理
  • 各病院で定めるSOP(標準手順)に従って並び替え可能
※APIとは
Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)」の略語。ORFICEでは、各デバイスメーカーが提供するデータ連携システムを呼び出し、統合して表示させる仕組みです。

一般的な遠隔モニタリングの概要

遠隔モニタリング
遠隔モニタリング
  • ORFICE オルフィス
  • ORFICEを活用した遠隔モニタリング
ORFICE 遠隔モニタリング
ORFICE 遠隔モニタリング

― 遠隔モニタリングのメリット ―

  • 増加する遠隔モニタリング業務のIT化による、業務負担軽減サポート
  • 医療者による早期介入により、遠隔モニタリングの効果を向上
  • 電子カルテ、および既存のFileMakerに連携可能
  • 診療報酬算定作業の最適化が可能
  • ペースメーカー外来
  • 遠隔モニタリング加算
  • ※診療報酬および指導管理料につきましては、当該組織の公表するデータをご参照ください。
遠隔モニタリングのメリット

― 近日公開 ―

月に一度おこなう外来チェックにおいて、各メーカーのプログラマーから出力される情報もORFICEに取込み、閲覧することが可能です。

  • デバイスの設定※デバイス設定変更は除く
  • 電池寿命
  • リード閾値・抵抗
  • 心内波高
  • 不整脈イベント等

― 遠隔モニタリングのよくある課題 ―

遠隔モニタリング対象患者さんの数だけペースメーカーデバイスがある

遠隔モニタリングのよくある課題

メーカー毎にWEBサイト/PDFフォームが異なるため、サイトから取得したデータを院内の記録へ転記する(手入力 or PDF添付)作業が多発

遠隔モニタリングのよくある課題

従来どおりに遠隔モニタリングをおこなうと患者さんが増えるほど、

  • 作業時間が倍増
  • 異なるデバイスで作業が煩雑

※1デバイス/1サイト確認=100デバイス/100サイト確認

遠隔モニタリングのよくある課題
ORFICEが解決

ORFICEなら患者さんが増えても、

  • 人的コストを削減
  • 異なるデバイスも一括管理

複数デバイスを1サイト確認で完了することで、1患者さんあたりに割く時間を減らすことなく、作業時間が短縮できます。

ORFICEが解決!

ORFICEの概要

― おもな機能 ―

ORFICEおもな機能

― おもな機能 ―

ORFICEおもな機能

― おもな機能・収集データ連携状況 ―

おもな機能

遠隔モニタリング時
デバイスメーカー情報一括表示
(テキストデータ、PDF)

対応メーカー

  • Biotronik(API)
  • Medtronic(API)
  • BostonScientific(API)
  • Abbott
    (API,近日連携 2020年8月予定)

状態

提供中

おもな機能

外来チェック時
プログラマデータの取込み

対応メーカー

状態

近日
公開予定

おもな機能

外来診療、
遠隔モニタリング
実施履歴のカレンダー表示

対応メーカー

状態

提供中

おもな機能

電子カルテ連携
  • ORFICEにてチェックした情報
  • コメント、メーカーPDFの転記およびファイル添付
  • 月末締め集計データ出力

対応メーカー

  • 富士通
  • NEC
  • IBM
  • SCI

状態

提供中

おもな機能

FileMaker連携
  • 各病院様で使用しているFileMakerに、
    ORFICEで取得したデータを取込み
  • CSV出力も可能

対応メーカー

※施設ごとに院内ルール等も異なりますので個別にご相談ください。

状態

提供中

フォローアップ

フォローアップ詳細

  • 遠隔モニタリングと定期外来の情報数値を時系列で表示することもできます。
  • メーカーのサイトから取得した情報が格納されます。(※メーカー毎に取得できるデータが異なります)
  • モニタリング情報に対する医師の確認と、診断(異常なし・経過観察・来院通知など)が記録されます。
    MEさんと医師がチェックしカルテへ記載(送信)します。

PDF

  • PDFも同時に取得できます。

外来一覧

  • チェックの状況が月別で確認できます
  • 保険請求事務の方は加算月を確認することができます。

外来詳細

  • 過去のPDFを確認できるため、定期外来時の過去データ確認が容易です。

保険請求までの流れ

赤文字の個所を電子化することができます。

医師

STEP 1

  • 患者に対する手技前の説明
  • 埋込時の記録の作成
    (手術記録・設定記録等)
  • メーカーへの情報引き渡し
医師

STEP 2

  • メーカーサイトで公開されている遠隔モニタリング情報を定期的に確認
  • 確認した情報を診療録に記載
デバイスナース ME

STEP 1

  • 医師の指揮監督のもと、
    説明・埋込時の記録等の補助をおこなう
  • 医師の指揮監督のもと、
    メーカーとの各種折衝を実施する
医師

STEP 2

  • 医師の指揮監督のもと、遠隔モニタリング情報の確認・診療録への記載等の補助をおこなう
保険請求事務

STEP 1

  • 遠隔モニタリング対象者の情報を確認
医師

STEP 2

  • 該当患者が外来で来院した際の請求に、遠隔モニタリングを実施した月数の加算を請求する。
遠隔モニタリングをより良く活用するためには、
『収益確保』 『業務負担の軽減』 の双方からサポートできる仕組みをORFICEで実現します。

ORFICE Q & A

インターネットに接続しますが、セキュリティは大丈夫ですか?
「ORFICE」のシステムはファイアーウォールによって外部から分断されておりますので、セキュリティ上安心してお使いいただけます。適切なセキュリティソリューションの導入と、運用ガイドラインの制定、ガイドライン(厚生労働省が配布している「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」の6-9から6-11における事項)が遵守されているかの監査が行われていれば、十分に外部ネットワークとの連携は可能です。
遠隔モニタリングのデータだけでなくペースメーカーに関わる全てのデータを一括で管理したいのですが
「ORFICE」には「インプラント時のデータ」「遠隔モニタリング」「定期外来」を一括で管理できるデータベースを備えています。
データベースの項目が変更や追加になった時、別途金額は発生しますか?
月額費用(300円/患者一人/月単位)に保守料、データベース更新料も含めています。新しいデバイスが発売されても最新の項目を利用できます。
電子カルテと接続しなくても利用できますか?
PDFファイルを電子カルテに手動で貼り付け(二号用紙記載部分の「O」の部分にモニタリング計測数値と評価の情報にコピー&ペースト)する事でワークフローは完結します。PDFファイルを含むデータを自動巡回で取得できるだけでも大幅な作業軽減となります。
端末は専用端末だけしか使えないのでしょうか?
電子カルテと接続していれば、院内の電子カルテに遠隔モニタリングシステムへのリンクボタンを設けることで、該当する患者の遠隔モニタリング情報を絞り込んだ状態で、遠隔モニタリング支援システムを起動することができます。
専用端末でなくともアプリケーションソフトがインストールされている端末であれば、操作は可能です。(院内サーバーとの接続が必要)