製品情報
「SCUNA」の概要
システム構成概要：プレホスピタルデータ伝送システム
「SCUNA」の特長
SCUNA伝送された12誘導心電図のサンプル
主に、プレホスピタルにて操作される際のポイント
1
波形ノイズが少ない（体動、車体揺れ等）
2
車輌走行中でも心電図の記録が可能
3
通信エリア外での伝送も自動再送信可能
主に、病院側で閲覧する医療者様向けのポイント
4
クラウド型で複数同時閲覧が可能
5
2段階セキュリティにより閲覧管理
6
高精細な心電図が閲覧可能（MFER形式も可）
機能一覧
SCUNAアプリの概要
（タブレット・スマートフォンで送信または閲覧する場合）
〈その他機能〉
●新着データ通知機能
心電図や画像の伝送において、搬送先としてSCUNAアプリで選択された施設には、データの新着を知らせる機能がある。アプリの場合はバッジや端末の通知機能により通知される。
●スタンプ機能
心電図伝送において観察内容の報告として頻度の高い「胸痛」「末梢」「徴候」についてワンクリックでスタンプとして入力する機能。
●既読表示機能
送信者が伝送したデータについて、送信先に指定した医療機関がそのデータについて未読か既読であるかを表示する機能
●各データ毎のデータ送信位置情報
心電図、画像に、それぞれのデータが送信された場所の位置が付与される機能。
SCUNA-Webブラウザの概要
（PCで閲覧する場合）
〈その他機能〉
〈機能〉
●12誘導心電図
アイコンを選択すると、救急車輌から送信された12誘導心電図を閲覧できる。PDFファイルとして出力し、印刷も可能。
●画像/動画・静止画
サムネイルを選択すると、伝送された画像を閲覧可能。
●お薬手帳データ送信
伝送されたお薬手帳データを、テキストとして表示し、元の画像を対比して変換違いを編集できる機能。保存後のテキストデータはQRコードとして出力可能
●テキストメッセージ
SCUNAのプラットフォームはチャット形式のインターフェイスとなっており、搬送中のデータに付随してテキストメッセージによるコミュニケーションも可能。
●メンション機能
事前に登録した文章や、共有したい情報の項目を、呼び出して表示させ、さらに追記できる機能。施設アカウント毎に自由に追加や編集が可能。
定型文の登録作業はwebからのみ可能
定型文の登録作業はwebからのみ可能
●定型文入力
心電図や画像、テキストメッセージを、特定の相手を指名して送る機能。通知機能でメンションされたことを通知。指名者以外も閲覧は可能。
●既読表示機能
送信者が伝送したデータについて、閲覧側のアカウントで閲覧すると、既読と表示される。
●各データ毎のデータ送信位置情報閲覧
伝送されてきた心電図、画像に送信場所の位置情報が付与される。
●搬送後の通過経路表示【Webのみ】
搬送終了後、救急車輌が通過した経路全体を表示する機能
●統計機能
伝送された各データの件数を集計したデータと、ログデータを確認できる機能。
●統計データCSV出力機能
ほぼすべてのデータをCSVで出力可能
●伝送データダウンロード機能
伝送されたデータは、１人の傷病者ごとにZipファイルにしてダウンロードが可能
●組織内管理者機能
Webにおいて各組織の管理権限保有者は、契約した組織アカウント内に、ユーザー毎に割り振ることのできるアカウントを作成可能。
●ダウンロードデータ制限機能
組織内の管理権限保有者は、個別アカウントに対して、ダウンロード制限や管理者権限の付与が可能。
機材一式・製品仕様
機材一式
製品仕様
12誘導心電計 仕様
| 入力インピーダンス | 100MΩ以上 |
|---|---|
| 周波数特性 | 0.05-150Hz |
| サンプリング周波数 | 500Hz |
| デジタルビット数 | 16ビット |
| フィルター機能 | 交流、筋電図、基線 |
| 通信 | 無線通信（Android: Bluetooth） |
| 電源 | 2.4V（1.2V充電電池2本） |
12誘導心電計 装置規格
| 安全性 | クラスBF形 |
|---|---|
| 寸法 | 約 幅70×高さ125×奥行33（mm） |
| 質量 | 110g |
| 医療機器認証番号 | 219AIBZX00051000 |
スマートフォン・タブレット規格（心電図送信用）
| OS | Android：9以上14以下 |
|---|---|
| CPU | ARM 2 Core/1GHz以上。または v7 800MHz以上 |
対応ブラウザ（心電図閲覧時）
| Chrome / Firefox / Safari |
他社システムとの連携
〈連携先〉
他社連携：フクダ電子
生理検査システムに連携可能：MFERデータ出力
- 特定の生理検査システムに、SCUNAの心電図を取り込むことができます。詳細は弊社へご相談ください
- 救急隊の皆様に操作の追加や変更は必要ありません
- 山形県日本海総合病院様にて運用中です。
（総務省遠隔医療モデル参考書 P95～に詳細掲載中） - 該当ページはこちらからアクセスできます。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000812534.pdf
〈システム概要〉
〈生理検査システム：波形比較表示〉
- クラウドサーバーに格納されたデータは、MFERデータです
- 病院側でデータをダウンロードする際に、MFER、PDF変換等のファイル形式を指定します。
他社連携：SCUNA for 日本光電アプリ
- 日本光電の除細動器で計測した心電図データを、SCUNAアプリで伝送するための連携アプリです。
- SCUNAの閲覧画面で、そのまま日本光電製心電図データを閲覧します。
- 画像伝送、位置情報等の、SCUNAの機能もすべてお使いいただけます。
※詳細は、各社の担当者までご相談ください。
〈画面イメージ〉
〈心電図データ送信時のイメージ〉
他社連携：NEC救急DX（準備中）
準備中
ユーザー事例
導入実績・事例
国内施設の導入実績
（2025年06月現在稼働施設）
北海道
4病院・5消防
社会医療法人製鉄記念室蘭病院
西胆振行政事務組合消防本部
登別市消防本部
室蘭市消防本部
恵庭市消防本部
社会医療法人北晨会恵み野病院
千歳市消防本部
市立千歳市民病院
総合病院伊達赤十字病院
岩手
4病院・1消防
宮古地区広域行政組合消防本部
岩手県立宮古病院
岩手医科大学
岩手県立中部病院
岩手県立久慈病院
秋田
1病院・1消防
北秋田市消防本部
北秋田市民病院
山形
5病院・2消防
酒田地区広域行政組合消防本部
日本海総合病院
医療法人徳洲会庄内余目病院
鶴岡市消防本部
鶴岡市立荘内病院
鶴岡協立病院
米沢市立病院
福島
14病院・4消防
公立大学法人福島県立医科大学附属病院
福島市消防本部
公益財団法人星総合病院
一般財団法人脳神経疾患研究所附属総合南東北病院
あづま脳神経外科病院
福島赤十字病院
医療生協わたり病院
一般財団法人大原記念財団大原綜合病院
福島第一病院
済生会福島総合病院
公立藤田総合病院
伊達地方消防組合消防本部
安達地方広域行政組合消防本部
医療法人辰星会枡記念病院
会津中央病院
相馬地方広域消防本部
南相馬市立総合病院
公立相馬総合病院
茨城
1病院
公益財団法人筑波メディカルセンター筑波メディカルセンター病院
栃木
1病院
学校法人獨協学園獨協医科大学日光医療センター
群馬
1消防
館林地区消防組合
埼玉
12病院・5消防
医療法人社団愛友会上尾中央総合病院
上尾市消防本部
埼玉県央広域消防本部
自治医科大学附属さいたま医療センター
医療法人道心会埼玉東部循環器病院
越谷市消防局
学校法人獨協学園獨協医科大学埼玉医療センター
越谷市立病院
かわぐち心臓呼吸器病院
独立行政法人地域医療機能推進機構さいたま北部医療センター
医療法人社団幸正会岩槻南病院
さいたま赤十字病院
さいたま市立病院
社会福祉法人恩賜財団済生会支部 埼玉県済生会加須病院
埼玉東部消防組合消防局
医療法人徳洲会羽生総合病院
羽生市消防本部
愛知
1病院
藤田医科大学病院 災害外傷センター
三重
5病院・2消防
津市消防本部
国立大学法人三重大学医学部附属病院
医療法人永井病院
独立行政法人国立病院機構三重中央医療センター
名張市消防本部
名張市立病院
伊賀市立上野総合市民病院
京都
1病院・1消防
京都府立医科大学附属北部医療センター
宮津与謝消防組合消防本部
大阪
1病院
近畿大学病院
兵庫
4病院・2消防
兵庫県立淡路医療センター
淡路広域消防事務組合消防本部
北播磨総合医療センター
加古川中央市民病院
社会医療法人社団正峰会大山記念病院
北はりま消防組合消防本部
福岡
8病院・4消防
社会医療法人陽明会小波瀬病院
行橋市消防本部
新行橋病院
京築広域圏消防本部
粕屋医師会
粕屋北部消防本部
粕屋南部消防組合消防本部
独立行政法人国立病院機構福岡東医療センター
福岡青洲会病院
福岡県済生会福岡総合病院
福岡市民病院
独立行政法人国立病院機構九州医療センター
佐賀
1病院
佐賀県医療センター好生館
熊本
2病院・1消防
済生会熊本病院
独立行政法人 地域医療機能推進機構 人吉医療センター
宇城広域連合消防本部
上益城消防本部
大分
26病院・15消防
大分県遠隔画像伝送システム連絡協議会
・4救命救急センター
・9PCI施設
・6地域中核病院12消防本部
・大分大学医学部附属病院
・臼杵市医師会立コスモス病院 他多数
宮崎
3病院・1消防
宮崎市郡医師会病院
宮崎市消防局
宮崎大学医学部附属病院
県立宮崎病院
鹿児島
2病院・2消防
医療法人徳洲会大隅鹿屋病院
大隅肝属地区消防組合
垂水市消防本部
池田病院
沖縄
12病院・10消防
社会医療法人かりゆし会ハートライフ病院
中城北中城消防組合消防本部
友愛医療センター
地方独立行政法人那覇市立病院
那覇市消防局
医療法人徳洲会南部徳洲会病院
島尻消防組合消防本部
沖縄赤十字病院
医療法人おもと会大浜第一病院
沖縄協同病院
医療法人徳洲会中部徳洲会病院
糸満市消防本部
沖縄県東部消防組合消防本部
沖縄市消防本部 他多数
最新の導入実績についてはお問い合わせフォームから弊社までお気軽にお問合せください。
製品のお問い合わせ・ご相談はこちら
製品のお問い合わせ・ご相談
メディア掲載
雑誌
- 『月刊／近代消防』に12誘導心電図伝送システム（スクナ）の導入事例が掲載されました
連載記事一覧
新聞
- 共同通信社の記事で取り上げられ、全国の地方紙を中心に新聞紙面へ掲載されました
掲載新聞一覧
| 2018年10月18日 | 茨城新聞 |
|---|---|
| 2018年10月18日 | 日本海新聞 他 |
| 2018年10月16日 | 宮崎日日新聞 |
| 2018年10月16日 | 京都新聞 |
| 2018年10月16日 | 山陽新聞（夕刊） |
| 2018年10月15日 | 山陰中央新報 |
| 2018年10月15日 | 愛媛新聞 |
関連サイト
導入事例紹介
「SCUNA」を導入いただいた施設の事例をご紹介いたします。
料金
参考価格・プラン
導入モデルによって価格は変わります。詳細はお問合せください。初期導入費用と月々のランニング費用は以下の通りです。
送信側（主に消防関係）
初期導入費用
- 12誘導心電計 EC-12RM
- タブレット／スマートフォン端末
お問合せください
月額費用
- SCUNA 利用料
月10,000円（税別）
/ 送信用通信端末
/ 送信用通信端末
閲覧側（主に病院）
初期導入費用
不要
PC／タブレット／スマートフォン端末が必要になります。
月額費用
- SCUNA 利用料
月10,000円（税別）
/ 閲覧施設
/ 閲覧施設
アカウント連携例 ドッキング時のデータ閲覧方法
参考：料金体系 アカウントのID構成と費用例
- 同一病院アカウント内で、複数の職員用IDを作成できます。（追加料金なし）
- 搬送元となる車輌には、同一消防本部内でも、１車輌１アカウントが必要となります。
※費用については、構成をヒアリングの上、営業担当者より参考見積書を作成致します。
導入までの流れ
病院と消防連携の際のSCUNA導入ステップ例
プレホスピタル連携の運用検討は、トライアルプログラムの実施が有効と言われています。
弊社では、機材一式のお貸出（台数、期間限定）を行っています。
弊社では、機材一式のお貸出（台数、期間限定）を行っています。
※台数、期間につきましては、お問合せください。
STEP 1 |
|
心電図伝送のトライアルプログラム実施例
トライアル運用
1ヶ月～2ヶ月
●搬送患者数の多い消防署の救急車
●病院までの搬送時間が長い地域の救急車 |
|
STEP 2 |
|
画像（動画・静止画）伝送のトライアル実施例
トライアル運用
●脳卒中患者の麻痺状態確認
●外傷等、救急領域全般での活用 ●既収載心電計の利活用 画像伝送 |
|
STEP 3 |
|
12誘導心電計を含めた、機材調達
SCUNA 専用12誘導心電計
（Labtech）整備
●救急車更新のタイミングに整備（例）
●病院からSCUNA専用心電計を貸与（例） ●自治体主導の補助金事業実施 |
|
SCUNA導入までの流れ（消防連携の場合）
| 手順 | 検討・確認 | 施設／組織 | 内容 |
|---|---|---|---|
1 |
現在の資機材搭載状況を確認 |
消防
|
|
2 |
プレホスピタルデータの閲覧体制確認 |
病院
|
|
3 |
近隣医療圏における、施設状況確認 |
病院／消防
|
|
4 |
所属する都道府県庁の医療政策状況を確認 |
県庁
|
|
5 |
所属医療圏のMC協議会の動向確認 |
MC協議会 |
|
6 |
脳卒中、心臓病循環器病対策基本法 県庁の施策状況を確認 |
― |
|
7 |
費用の検討 |
病院／消防
|
|
8 |
プレホスピタルデータ伝送 トライアルプログラム実施 |
病院／消防
|
|
9 |
導入運用中の近隣他県チームによる運用実績講演会の開催 |
弊社
病院／消防 |
|
10 |
操作説明会実施 |
病院／消防
|
―
|
| 検討・確認 | 現在の資機材搭載状況を確認 |
|---|---|
| 施設／組織 | 消防 |
| 内容 |
|
| 検討・確認 | プレホスピタルデータの閲覧体制確認 |
| 施設／組織 | 病院 |
| 内容 |
|
| 検討・確認 | 近隣医療圏における、施設状況確認 |
| 施設／組織 | 病院／消防 |
| 内容 |
|
| 検討・確認 | 所属する都道府県庁の医療政策状況を確認 |
| 施設／組織 | 県庁 |
| 内容 |
|
| 検討・確認 | 所属医療圏のMC協議会の動向確認 |
| 施設／組織 | MC協議会 |
| 内容 |
|
| 検討・確認 | 脳卒中、心臓病循環器病対策基本法 県庁の施策状況を確認 |
| 施設／組織 | ― |
| 内容 |
|
| 検討・確認 | 費用の検討 |
| 施設／組織 | 病院／消防 |
| 内容 |
|
| 検討・確認 | プレホスピタルデータ伝送 トライアルプログラム実施 |
| 施設／組織 | 病院／消防 |
| 内容 |
|
| 検討・確認 | 導入運用中の近隣他県チームによる運用実績講演会の開催 |
| 施設／組織 | 弊社／病院／消防 |
| 内容 |
|
| 検討・確認 | 操作説明会実施 |
| 施設／組織 | 病院／消防 |
| 内容 |
―
|
導入後の運用イメージ
広域汎用運用を見据えたクラウドモデル
ドクターヘリ運用開始後、救急車、ドクターカー、連携病院、など随時新たな送信モデルが増えた場合も、同じプラットフォーム上で運用可能です。
操作方法を変えずに、運用できます。
ドクターヘリで活用するメリット
※福島医科大学病院様、三重大学病院様、他にて運用中
- 救急車ドッキング時の心電図・画像を、いち早く病院へ伝送可能
- フライト中の心電図・画像も、着地時に瞬時に病院と共有可能
- 搬送先病院は、すべてのタイミングの患者の全身状況を、把握することができます。
アカウント連携例 ドッキング時のデータ閲覧方法
- 搬送元となる車輌には、同一医療機関、消防本部内でも、１車輌１アカウントが必要となります。
- 救急車同士や転院先病院など、２つ以上のアカウントでも、随時データ連携が可能です。（ドッキング時）
- 連携中、どのアカウントからでも、心電図、画像、テキスト等の情報を発信できます。
