システム概要

患者様にメロス本体を装着し、測定データを無線通信でWindows端末に送信します。
オペレータはWindows端末にインストールした解析ソフトウェア“Cardiospy”を使い、測定結果のモニタリング、レビュー、レポート作成を行います。

※本機能のご利用には別売の専用USBドングルが必要です。

構成イメージ

活用シーン

運動負荷検査をはじめCPX検査（※）による心肺機能評価、リハビリ・歩行試験中のモニタリングなど、幅広い用途にご利用いただけます。

システムの特徴

❶ノイズの少ない心電図

ウェーブレット変換を応用した技術で、虚血のスクリーニングに重要なSTセグメントの高い波形品質を維持しつつ、ノイズの少ない心電図を描画できます。

❷雑音・体動に強い血圧測定

1. 心電信号と音信号を同期させて評価することで、雑音の中でも感度よくコロトコフ音を抽出し、血圧値を計測します。
2. 

1. 患者様の体や腕の動きがある場合も上腕動脈からのコロトコフ音を拾えるよう、マイク形状にも工夫を施しています。

❸自由度の高い運用

測定装置と表示端末の接続がワイヤレスのため、患者様の移動を制限しません。更に、装着したまま臥位、座位などに体位を変えられるので、負荷心電図検査だけでなく、前後の安静時心電図も含めた一連の評価を、メロス1台で行えます。

❹持ち運びも容易

測定装置は片手で持ち運びできる大きさ・重さです。
タブレットPCなどのポータブル端末と運用することで、様々な場所へ簡単に持ち運んで使用できます。

❺多彩な外部連携機能

1. 各社負荷装置やCPX検査装置等との連携
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3. ※接続可能な機種についてはお問合せください。
   新規機器との接続にも対応可能です。

1. DICOM規格の検査予約・レポート連携
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3. ※PDF、画像形式でのレポート出力も可能です。

解析ソフトウェア

画面構成と操作性

検査プロトコルの進行状況、12誘導心電図、平均心電図、各種計測値、解析用グラフなどを素早く把握できる一覧性の高いレイアウトを構成。​
検査中にワンクリックでイベント個所のマーキングや波形レビュー、Borgスケールの登録を行うこともできます。​

診断サポート機能

ST変化測定

安静時STまたは基線を基準とした検査中のST変化を算出・表示します。

不整脈判定

心電図波形はリアルタイムに判別され、不整脈部分はハイライトされます。​

グラフ

HP・BP・Load図、Ectopic Event図、QT・QTcトレンド図、平均心電図比較、ST-HRループ図、ST Level・Slopeトレンド図、ST Debr・Elev図、血圧履歴など、多彩なグラフを表示できます。​​

結果サマリー

検査結果は、各誘導のST変化や不整脈発生頻度を時系列にまとめた表形式で確認することもできます。​​​

レポート

サマリー、各ポイントでの心電図（負荷前、負荷後、各フェーズ、最大負荷時、最大心拍数到達時、最大ST下降時）、STトレンド、HR-STループ、平均心電図、フルECG etc.​

負荷検査レポート​

セントラルコントロール機能 ※オプション

複数ユニットのメロス運動負荷検査システム（EC-12SまたはEC-12R/S）を運用する際に、1台の端末から全ての検査ユニット（最大10ユニット）をモニタリング・操作することが可能です。

※本機能のご利用には別売の専用USBドングルが必要です。

動作環境